流行のポータブル電源を使ってエアコン稼働時間の延長を安価に狙ってみる

DIYを実践される方へお願い

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CREAのEvolutionシステムはエアコンが稼働出来るのがひとつのポイントなのですが、標準仕様の鉛バッテリー300Aの場合、使い方にもよりますが概ね3時間から5時間程度でサブバッテリーの電圧低下で停止してしまいます。

これを何とか延長したいが為に自分はMyEvoとか言ってリチウムイオンバッテリーを増設しています。

これにはある程度専用の知識も必要ですし、改造範囲も大きくあまり一般的ではありません。

最近リチウムイオンバッテリーを利用したポタ電(ポータブル電源)が手頃なお値段で入手出来るようになってきていて、ポタ電をキャンカーに乗せて予備電源に出来ないかという相談を受けることが増えました。

個人的にもこの辺りは興味があったので以前から簡単に実現出来ないかな~と思って考えていたものがあったので、紹介してみたいと思います。

ただしこのお話、ポタ電はAC100V系の稼働時間延長のみに絞ってという条件でのお話になります。

CREAのEvolutionシステム搭載車の場合、100V系の入出力管理のメインはASC2525BというAC自動切替器がおこなっています。この切替器に外部ACとインバータが入力され、適宜架装部のAC100V系に出力されています。

この流れを見る限りでは、インバーターの電源をONにしてあれば外部AC入力が無くなった場合に自動的に切り替わってエアコン連続稼働も可能じゃないの?って思うのですが、Evolutiionシステムの制御で外部AC入力時は安全のためにインバーターがOFFになるように設計されています。そのためインバーター側に切り替わったとしてもインバーターが起動するまでは一端電源断が発生するためエアコンは停止してしまいます。

実はこのASC2525Bには時代の名残か発電機入力という名称の外部AC入力も残されています。

おお~、こんな所にもう一つ外部入力があるじゃん!ここに新しい電源を繋げばOKだよね~!…

そうですね、一部正解です。サブバッテリーの充電や架装部のAC100V系家電を動作させるだけならアリですが、エアコンの連続稼働を目指す場合は、ここに繋いでも前述のEvolutionシステムの制御によってエアコンは停止してしまいます。

ポタ電を使ってサブバッテリーの充電をするというのも出来れば満足なのですが、そもそもポタ電を使って外部入力して充電する位なら、走行するかエンジンかけて走行充電した方が効率的には全然いいですし早いです。

エンジンが掛けられない状況下での緊急手段としてポタ電を使ってサブを充電するというのはあるのかもしれませんが、現実的にあまりそういう状況には出くわさないかなぁというのが自分の経験談です(あくまでも私の使い方の範疇でのお話です~)

という私見で(笑)ポタ電によるサブを充電するという事はおこなわない前提で、エアコン連続稼働時間の延長のみを目指して考えていきたいと思います(^^;

では、どうしたらAC100V系の電源を断せずに連続運用させればいいのでしょうか?
簡単なのはASC2525B以降のAC100V系をどうにかすればいいわけです。

この水色のAC100V系部分にポタ電の出力を旨く切り替えて入れてあげれば、Evolutionシステムの制御外で対応が可能になります。

ポタ電の出力とASC2525Bからの出力を自動で切り替えてくれる切替器で実績のある物は、自分が使った切替器であるこれ。

このACT-102(最近は型番変更でACT-102Bになっている様です)は2系統のAC入力の内、優先回路に通電されていればそちらを接続。優先回路の通電がなくなれば残りの回路に接続される仕組みの切替器です。しかもこの切替器は回路容量が20Aあり、CREAのAC100V回路容量(15A)を十分クリア出来るので安心です。

回路概要としてはこう

この状態でEvolitionシステム側のインバーターはONにして、常にASC2525BにAC100Vが給電されている状態にしておきます。ここにポタ電からAC100Vが給電されると、ACT102がポタ電側を選択してエアコンが動作します。

ACT-102の取説では優先回路(GRID)に外部AC入力を繋ぐように指示されていますが、今回は先にポタ電を消費させて、最後の砦でサブバッテリーを消費させたいので、接続が逆になります。

ポタ電がエンプティになってポタ電からのAC100Vが供給停止されると、自動的にインバーターからのAC100V供給側に切り替わります。切り替わり際瞬停レベルの電源断が発生しますが、エアコン側も瞬停対策はしているので、なんとか停止しないで連続稼働します。(連続稼働は100%保証出来ません。機器の相性により瞬停に対応出来ず電源断してしまう可能性はあります)

この方式の良い点は、ポタ電とこの追加回路さえあればエアコン連続稼働が可能になる点です(たぶん、きっと、相性による、笑)

あとEvolutionシステム側のインバーターをONにしっぱなしにしておく必要があるので消費電力が心配~という方も居ると思いますが、インバータの出力先でポタ電側に切り替わってしまっているため、実際はそれほど消費電力は高くありません。インバーター自身の待機電力とインバーター上部に設置されている冷却用のファンの消費電力とASC2525Bの消費電力程度になります。

では実際の回路はどうするかというとこんな感じです。

純正仕様のAC100V系
仮装部AC100V系稼働延長用追加回路

てな感じです。

追加回路も比較的安価で実現出来ますし、細かな改造は必要ありません。一部AC100V系の配線を加工する必要があるのでそこは注意が必要ですがf(^^;) ポリポリ

あと唯一のデメリット、ポタ電への充電は気をつけないと行けません。

外部AC入力にしてポタ電を車内のコンセントにつないだ場合ポタ電の充電は可能ですが、その際にポタ電の電源がONになってAC100Vが出力されると、車内のコンセントはポタ電が出力したAC100Vに接続されたことになり

ポタ電→切換器→車内コンセント→ポタ電

のループが発生してしまいます。
これを制御するには補機付ければいいのですが、そこは割り切ってお安く対応する案ということでf(^^;) ポリポリ

夏場のエアコン稼働時間延長、ポタ電お持ちの方もこれからポタ電検討されている方も、数点の部品で実現可能なこの方法、費用対効果も大きそうですがいかがでしょうか?(^^)

流行のポータブル電源を使ってエアコン稼働時間の延長を安価に狙ってみる”へ4件のコメント

  1. tosi より:

    こんにちは(^^)

    自分はこちらを使用しています。
    「富士電機 SH-4 コイルAC100V 2A2B 補助継電器」
    扇風機などは瞬停で止まる事もありますが、
    エアコンでは今まで一度も停まったことはありません。

    1. とっぷあうと より:

      tosiさん、こんにちは!

      自分も以前は「富士電機 SH-4 コイルAC100V 2A2B 補助継電器」を使用していました(^^ゞ

      SH-4もよく使われているものですので選択していたのですが、電圧のふらつきによってSH-4がチャタリングを起こす事があったのと、かなり熱を持っていたので、素人なりに調べてみました。

      SH-4の仕様書を見る限り(素人の読解なので間違っているかもしれないのですが、苦笑)AC100V使用時の定格仕様電流が、コイル負荷で6A、抵抗負荷で10Aとなっていると読み取れたので、ちょっと定格容量的に不安かなと感じて現在のACT-102に方針を変更しました(^^;

      素人の判読なので間違っていたら申し訳ありません(^^;

  2. やさぶろー より:

    こんにちは。
    また面白いことを考案されましたね。
    無停電切替ができればなぁと夢想したことはありますが、なかなか難しそうだとあきらめた経験があります笑
    そのときにいろいろ調べていたのですが、
    ACT102はその無停電機能ゆえか、切り替え時にチャタリングを起こすことがある、という噂を耳にしました。実際確認したわけではないのですが、そんな可能性もあるとちょっと頭の隅に置いておいていただけると、その時に慌てなくて済むかな、と思います笑

    ポタ電接続のデメリットとして、どうしても同時に外部充電器を動かしてしまうというものがありますよね。
    それを回避する意味でも、まずポタ電から消費する、というのはいい方法だと思います。

    1. とっぷあうと より:

      やさぶろーさんこんにちは!

      エアコン付きの車輌に乗っちゃうと、夏場のエアコン連続稼働は永遠の課題ですからね~(苦笑)

      ACT-102に関する情報ありがとうございます!
      ACT-102ですが、以前に未来舎に確認したところ、低電圧まで引っ張る(切替をしないように踏ん張る)とのこと。
      仕様では85V -120Vが範囲になっていますね。
      チャタリングについては、低電圧まで引っ張るのでチャタリングは発生しにくいとのことでした。ただし、チャタリング防止回路は入っていないとのことデス。

      低電圧まで引っ張るので機器によっては誤作動するものも発生するかもしれませんねf(^^;) ポリポリ
      まぁ今回の様なポタ電の電池が無くなったら切り替わる様な使い方では問題無いかな~って思います。

      パススルー対応のポタ電もあるようですが、ポタ電の充電まで制御できるようになったらおもしろいな~って考えたりもしていますが、ポタ電が無い~(笑)

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