カムロードダブルタイヤの実力

 ここから先のお話しは、あくまでも机上での計算ですので、その点は頭に入れた上でお読みいただければとおもいます。

新型ダブルタイヤカムロードのシャーシー許容従量(耐荷重)は、シングルタイヤのシャーシー許容従量(耐荷重)から大きく向上しているようです。

 シングルタイヤシャーシー許容従量(耐荷重) 3,400Kg
 ダブルタイヤシャーシー許容従量(耐荷重)  4,100Kg

その差 700kg。車両総重量がわからないのでなんとも言えませんが、もしビルダーさんが仮装部の仕様そのままにダブルタイヤのベースに乗せた場合、単純にみて 700Kg の余裕があるわけですよね。これをタイヤ1本当たりの荷重として単純割りすると・・・

 シングルタイヤシャーシー 3,400Kg ÷ 4輪 = 850Kg
 ダブルタイヤシャーシー 4,100Kg  ÷ 6輪  ≒ 684Kg

ダブルタイヤの場合は 684Kg/1輪 とかなり余裕の数値となります。キャンカーショーで展示されたWタイヤの仕様は 175/75R15(103/101L LT) でした。複輪の場合の PR/LI は 101 ですので最大負荷能力は 825Kg です。825Kg – 684Kg = 141Kg/1輪 と余裕があるわけです。

NUTSでは標準装着のタイヤを 185/75R15 とするようです。この場合 PR/LI は 106/104L となると思われるので、ダブルタイヤの場合 900Kg/1輪 となり、900Kg – 684Kg = 216Kg/1輪 と、十分余裕があると考えられます。大事なのはこの余裕が×6倍(6輪)、車輌全体で 1,296Kg の余裕があると言う事です。合わせてダブルタイヤということでバースト時の保険もつきます。

これを持って100%安全だ!とは言い切れませんが、各社ビルダーさんが軽量化に励みつつ、ダブルタイヤを採用すればかなり安全マージンを取れるのではないかと期待してしまいます!

あと以前乗っていたカムロードは重かったせいか、ハブシールからオイル漏れが多々発生していました。今回のダブルタイヤのアクスルシャフト関係は、少なくとも1.25t車ベースでは無いシャフトのようですので、ハブシール関係も改善されていると期待します。

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