ステアリングを交換してみた
新型カムロードのステアリング、以前のカムロードの方が乗用車らしくウッドコンビタイプだったのですが、現行はいかにも商用車のステアリングになって残念だと思っていました。そんな中、CREA’Sのメンバーさんがステアリングをコントロールスイッチ付に交換したという話を聞いてこれは是非と思い実践してみました。
ステアリングスイッチによりオーディオ類のコントロールが出来る様になる以外にも、何より純正のオートクルーズコントロールレバーが使えるようになる点です。今までもオートクルーズは付けていましたがコントロール部分がいまいちで何とかしたいなぁと思っていたので、とても興味津々ネタです(笑)
まずはステアリングを用意しなければ始まりません。
CREA’Sで教えてもらったりネットで調べた感じでは、現行カムロードに取り付け可能なステアリングは
- アルファード 20系
- ヴェルファイヤ 20系
- ハイエース 4型
- プリウス(詳細は不明)
でした。このうちアルファード・ヴェルファイヤの20系ステアリングは旧モデルのためオークションでもなかなか程度の良いもに巡り会えません。特にステアリング部分ではなくホーンパッドや中心分のスイッチ類はなかなか程度の良い物がありません。ステアリング部分に関して言えば他社製の互換ステアリングでも問題無いので程度の良いホーンパッド付のステアリング一式があれば買いです。またフルコントロール(音量以外にも右側部分のコントロールスイッチ)のスイッチのステアリングならなおさら買いです。
個別に部品買えるのですが高く付いてしまうので(苦笑)将来どうしてもとなったらパーツ毎に交換していきましょう。
と言うわけで何とか程度の良いステアリングをゲット。
右側のコントロールスイッチはありませんが、スイッチは必要なら後で交換できるので今回はとりあえずステアリングゲット。メイン要素のクルコン用レバー付。
まずは純正ステアリングを取り外します。
ステアリング内部にはエアバッグが内蔵されています。エアバッグは火薬の爆発力により瞬時にエアバッグを膨らませる仕組みのため、取り扱いには細心の注意が必要です。作業前にバッテリーを外してしばらく放置し運転席部分に電気が来ない状況にします。
その際キャンピングカーで注意しないといけないのは、架装部分のサブバッテリーと接続されている場合があるので、同時に必ずサブバッテリーとメインバッテリーとの接続を解除してください。
純正ステアリングを外すには、まずホーンパッドを取り外します。右側、左側と下側に取り外し用のアクセスホールがあるのでそこに先が平らな棒を差し込みます。押し込むとバネのような感触を感じる箇所があるので少し押し込みながらホーンパッドを引き上げると外れます。
ホーンパッドにはエアバッグとホーンの配線が繋がっています。これらの配線を外していきます。
黒の配線はホーンの配線です。中央の黄色の配線がエアバッグ配線。このコネクターは特殊なため外し方にコツが必要です。
オレンジのコネクター、黄色の部分が押し込みタイプの固定具になっているのでこれを少し引き上げます。
マイナスドライバーを差し込んで少し引き上げます。この状態になればオレンジのコネクターごと引き抜けます。
無事取り外し成功です。まずはホーンパッドを外してステアリング固定部分にアクセス出来るようになりました。
ステアリングを固定しているのは中央のボルトです。これを緩めていきます。ハンドルも動くので緩めるのもなかなか大変です。大きめのレンチがあれば楽に作業が出来ます。
ボルトを外してしまうとこの後の工程で痛い目を見るので、一度外したら3~5回転ほど締め直します。
この状態になったらハンドルをしっかりつかんで左右交互に力を入れて揺すりながら引き抜いていきます。もうガンガンやっちゃいます(笑)するとガコンッ!と外れますが、先ほどの仮固定のネジで留められるので大丈夫です。この仮固定ネジがないとバックドロップ状態になって痛い目に遭いますのでご注意を(笑)
あと一応ハンドル外す前にハンドルの水平位置がずれないように注意しておいてくださいね。
ボルトを外してステアリングを引き抜きます。でそこにゲットしたステアリングをはめ込みます。その際スパイラルケーブルが回転してしまうので位置合わせしてはめ込みます。写真取り忘れました(苦笑)
はめ込めれば後はボルトを締め直して固定すればまずはOKです。
続いてホーンパッド部分に元々純正に付いていたエアバッグ火薬部分を移植します。エアバッグの火薬部分はオークションなどでは付いていませんので純正を移植します。
中央のエアバッグ火薬部分を固定している4隅のボルトを外します。
外したエアバッグ火薬部分を新しいステアリングに移植します。
新しいステアリングのエアバッグ火薬固定部分に移植します。
取り付ける際にコネクターの配線が自然になる向きになるように確認をしてから固定します。
ホーンの配線とエアバッグ配線を取り付けたらホーンパッドをステアリングに固定します。新しいステアリングはホーンパッドがT30のトルクスネジで固定するようになっています。ステアリング左右の付けに部分のアクセスパネルを外して、そこから固定ネジを締め込んで固定完了です!
ばっちりウッドコンピのステアリングに交換できました~!
ステアリングスイッチ類はまだ手を入れていないので動きませんが(笑)オーディオ側のコントロール配線を用意したら動かせるようにしたいと思います。
オートクルーズ系は別ネタで(笑)
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