リチウムバッテリー検証用ユニット構築開始(8)
Myエボリューションシステムのシステム構成の中で安定したQOL(クオリティオブライフ)を実現する為に重要なアイテムの一つである正弦波インバーター。費用対効果で使えそうなこのインバータを選んだのですが、実際に車両で使ってみて実用に耐えるかを確認してみました。
正弦波インバータ
正弦波インバーター1500W
中華製の正弦波インバーター。各国向けに様々な仕様があるようですが、日本向け仕様であれば50Hzと60Hzの切り替えができます。
一応遠隔コントロール用のユニット付き。これも費用対効果でチョイス。一応YouTUBEで疑似正弦波で無いことを確認(笑)
これにちょっと手を加えて外部から制御できるようにします。都合よく外部コントローラーが付属しているので、この部分に手を入れていく予定です。
どうせなら実際の接続状態での検証が望ましいので、バッテリーからインバーター、AC100V回路を予定の回路に仮接続して実験開始。
Evolution System で使える電子レンジで確認してみましょう。
通常 Evolution System で電子レンジを使っていてもインバーターが警報出したりしません。モニターの消費電流的は100A程度を示します。回路をつなぎ替えてMyエボリューションシステムに。インバーターをONにしてAC100Aが出力されたことを確認し、いざ電子レンジをスタート。
最初電子レンジの操作音がしてます(笑)13秒あたりまで準備です。その後運転開始。
が、動画の通り・・・まさかの100A越え!(^^;
130Aあたりまで行っちゃってます。すかさずインバータのアラームがしばらく鳴ってシャットダウン。う~ん、Evolution System に搭載されている PoweTite舎 製の1500Wインバータはアラームもならずに運転できるのに・・・これはやっぱり安いものはこんな感じなのかな~?
さてさてどうしたものでしょうか。このままではちょ~っと実運用的に厳しい感じです。15諭吉と2諭吉の違いはここなのか!?
でも Evolution System のインバータは同じ状況でも100A程度で動作しています。
いったい何が違うのでしょうか? やっぱり安いインバータは変換効率とか悪いから?
でも仕様では安いインバータの方が変換効率高いんですよねぇ…中華仕様の仕様と中身の相違って奴?(笑) それにしても30A近く違うなんて…あ、もしかして。
Evolution System のインバータ出力周波数設定を確認して見ると、思った通り50Hz設定になっていました。AC100V出力を計測してみてもやっぱり50Hz。なるほど~、Myエボリューションシステムのインバータ出力周波数設定は60Hzになっています。早速出力周波数を50Hzに変更して再計測。
設定変更は問題無く出来ました。
早速同じ内容(電子レンジ1分)の確認作業をもう一度行ってみます。
今度は Evolution System と同じ100A前後で1分完動しました!
ざっくり言ってしまうと電源周波数が高いとその分効率も上がって消費電流も増加します。なので60Hz設定だったMyエボリューションシステムの消費電流は高かったと言うわけでした。
CREAは元々インバータ設定が50Hzでしたが、我が家の居住地域は60Hzエリア。キャンピングカー自体が日本全国どこに行ってフックアップするか判りませんから搭載機器はヘルツフリーの機器を載せています。周波数が異なっていても問題ないようになっています。
エアコンも同様に確認して見ましたが問題無く動作できました。
と言うわけで、何とかコスパを維持しつつ現状の形で行ける目処が付きました。