ダブルタイヤ用TPMSを装着してみた

納車時からの目的であったダブルタイヤにTPMSを付ける事がようやく出来ました。まぁ難しそうだったので先送りしていただけだったんですが(笑)

モノはこれ。中華製TPMS 6センサー仕様。ソーラーチャージでバッテリー駆動可能。他にも6センサー仕様はあったのですが、警報圧がちょっと合わなかったりで、これがお値段的にもよさげでしたのでチョイスしてみました。前輪2、後輪4のまさにこの仕様(笑)

6個のセンサーをバルブ部分に取り付けるのですが、ダブルタイヤのバルブは地味に取り付けにくい形になっています。エアーの調整も結構大変ですので、そこにセンサーなんぞ付けたら調整の度に大仕事と思って躊躇していました。

それでもやはりエアー圧をリアルタイムで見られるメリットはあると思いますので、とりあえず試験も兼ねて取り付けてみることに。

フロントはアクセスしやすいのでまだ簡単!なんて思ってチャレンジしましたが・・・やはりそう簡単では無かったです。例のホイールライナーが結構くせ者。バルブにアクセスする部分の穴のサイズが非常に狭いのです。デザイン最優先?(笑)

装着後

装着後の写真を見たら、なんだ簡単に付けられそうじゃん!って思いますよね? ところがバルブにセンサーをネジ込むタイミングで微妙にホイールライナーと干渉するんです。ほんと僅か干渉するだけではまらない。え?はまってるじゃないか!って。よくぞ聞いてくれました。苦労したんです! ホイールライナーと干渉する部分をてこの原理で若干押し広げたんです。もちろん見た目に影響しない範囲で。そのお陰で何とか装着できました。

で、問題の後輪ダブル部分。

装着後

なんだ簡単そうじゃん!って思いますよね。簡単じゃ無いっす。

まず内側のタイヤのバルブ(写真上部のセンサー)。これバルブがここにあるようになってますが、エクステンションバルブで延長してます。

VE-90M 全長110mm 有効長90mm

こいつをバルブに繋げて延長し、手前のホイルまで出してきています。延長しないと手前のホイルよりも奥にバルブがあるので、エアーの調整やセンサーの取り付けが厳しいのです。これで延長することでアクセスが格段に良くなります。信頼性の面では延長するのでちょっと心配ですが、エアー圧を常時モニタリングするのでそこは相殺と言うことで(苦笑)センサー取り付け部を拡大するとこんな感じ。

エクステンションした位置がセンサー取り付けにちょうどいい位置になりました。

で、問題は外側のバルブ。外側のバルブは内側に向いて出てるんですよ~。その為、通常の状態でもエアの調整には一苦労。そこにセンサーを付ける作業はそりゃぁもう必死の作業です。

装着後

この空間にセンサーを押し込んでしかも手前に押しながら締めてくるって曲芸に近いです。しかもホイールライナーの空間がせまく、打ち抜いた穴の周りが結構鋭角で指が切れます(怖)今度タイヤ外した時にやすりで削って丸くしないといけません。一応ホールライナー側もバルブを手前に出せるようにカットしてありますが、今回は標準バルブなので関係ありません。なんとかセンサーを取り付けた結果、じゃじゃーん!

みごと6輪、ダブルタイヤ仕様のTPMSが稼働しました!

写真の数値は走行後の写真のため、圧が上がっています。乗り出し前の静時は下の写真の様な数値です。空気圧(BARもしくはPSI)と温度表示が出来ます。実はこのTPMS4輪仕様にも設定で変更出来ます。センサーの数が変えられます。

空気圧
温度

大きい写真は走行後の写真のため空気圧が上がっています。走行すると1BARくらい上がります。夏場だともっと上がるかもしれません。あと初代の場合はエアーの温度も結構高い温度まで上がった記憶があったのですが、ダブルタイヤのCREAは上がっても20度手前当たり。夏場でどの程度まで上がるかですが要チェックですね。

計測してわかったのですが、ダブルタイヤのCREAの場合、フロントの負荷が若干高いようです。やはり細めのシングルってところが影響しているのでしょう。

警報設定はフロント側で高圧警報、低圧警報、リア側で同じく高圧警報、低圧警報 が設定出来るのでバッチリです。電源はソーラーにより内蔵バッテリーに充電されます。microUSBでの給電もしくは充電も可能です。今回2日間のお出かけでる使用してみましたが、ソーラーによる充電だけで電池マークも1つも欠けることなく満充電のままで全く問題無く使えました。ちなみにソーラーによる充電がおこなわれている場合は中央上部に太陽のマークが表示されます。

センサーを取り付けると空気圧の調整に苦労するって思いますが、それよりも常に圧の確認が出来る事は大切ですね。圧が減ればそこは入れればいいわけですし、何より確認を怠ってしまう方が危険だと考えます。一度セッティングをちゃんとおこなえば季節が変わらない限りそれほど圧の調整は要らない感じです。

このTPMSは計測間隔がどの程度かわかりません。省電力化のために間欠計測送信になっていると思うので、秒単位のリアルタイム性は期待できないと思っている方が安全です。ある程度の状況把握と、乗り出し前のエアー圧の確認。これを常に遂行することが重要だと考えます。

3日間で900Kmほど走ってみましたが、とてもいい感じで精神衛生上とてもお勧めできるアイテムです。今後の課題として、リア外側のバルブをもう少しアクセスしやすいバルブに交換してみたいと思います。

ダブルタイヤ用TPMSを装着してみた” に対して6件のコメントがあります。

  1. Say より:

    はじめまして。
    キャンピングカーのバースト事故が多いのでTPMSがあると気分的に全然違いますよね。
    紹介されているTPMSはどこのものですか?詳細を教えていただけるとありがたいのですが。
    というのも、私もキャンピングカーに乗っておりTPMSを導入したのですが、センサーに不具合があって他メーカーのものを探していました。6輪仕様でも4輪対応できるという一文にすごく惹かれました!
    TPMS無しではもう怖くて乗れませんし(笑

    1. とっぷあうと より:

      Sayさん、初めまして。
      自分もひっくり返って燃えた口なのでこの辺はとても気に掛けてる所です。

      自分の取り付けたTPMSですが、T650っていう商品らしいって事しかわからないのです。すみません。購入時には複数のショップから販売されてたんですが、名称がいろいろで(苦笑)
      取り付けた後にコレはお勧めじゃない?っと思って再購入を調べたら・・・なんと現在取扱がどこにも無くなってて、海外通販もいろいろ調べて探したのですが無いんです。入荷予定とはなっているのですが・・・

      と言うわけでブログには商品情報載せてないんです、ごめんなさい。
      Amazonのアメリカサイトでは一応取扱あるようです。同じ商品かどうかまでの補償は出来ないのですが、センサー以外は同じ感じです。一応日本へのshipping取扱ありますね(2020/02/19現在)
      https://www.amazon.com/B-Qtech-Wireless-Monitoring-Motorhome-Temperature/dp/B07R6H6T37/ref=pd_sbs_263_t_0/133-4397966-6882565?_encoding=UTF8&pd_rd_i=B07R6H6T37&pd_rd_r=cbb394c0-c42b-4c0a-84ac-76d728bfe71f&pd_rd_w=OcHn7&pd_rd_wg=QR5bT&pf_rd_p=5cfcfe89-300f-47d2-b1ad-a4e27203a02a&pf_rd_r=E50MQA1YTAD5MP214VEH&psc=1&refRID=E50MQA1YTAD5MP214VEH

      TPMSは中華製が結構出回っているのですが当たり外れもありますね。自分の場合は当たりでしたが、壊れてしまうと今現在代わりが無いのが問題です。2台買っておけば良かった見たいな状況です(苦笑)

      どこか日本のメーカーで出してくれたらいいんですけどね~。
      こんな状況でして、情報不足でごめんなさい。

      1. とっぷあうと より:

        追記です

        AliExpressで購入可能です・・・が現在新型コロナウィルスで中国系の貨物は動きがとても怪しいです。1/20に発注した部品も未だ届いておりません(^^;
        新型コロナウィルスが落ち着いたら注文してみようかなぁ。

      2. Say より:

        詳細かつ有益な情報ありがとうございました。中華製だから中国市場にも当然出回ってますよね!盲点でした。
        早速、中国の通販サイトを見てみるといくつか使えそうなものがあるので検討してみようと思います。(もちろん技適対応品を・・・笑)
        仕事で頻繁に中国に行くので持ち帰れば送料もいらないし、未着の心配もいりませんしね!

        あと、遅まきながら事故の投稿を拝見しました。皆さんが無事であったことが何よりです。
        当たり前ですが、注意してたら事故が起きないというわけではないということを改めて認識させられました。
        私もキャブコンであれば絶対ダブルタイヤと考えていましたが、結局バンコンを購入したのでシングルタイヤです。キャンピングカー専用タイヤではありますが、やはり過負荷がかかっていることには間違いないので今まで以上に気を引き締めて安全運転に心がけたいと思います。

        1. とっぷあうと より:

          技適対応品をって所が厳しいですよね。販売されているほとんどの中華製TPMSってコンテナ貨物用の小電力無線追跡タグに使う周波数帯使ってるものがほとんどのようです(苦笑)
          日本製でこの辺りクリアした製品があれば選択したいのですが、今の日本ではなかなか無いのが現状です。最近になっていくつかのメーカーから出始めていますので、出来ればダブルタイヤ仕様にも期待したいところです。

          仕事で中国に行かれることが多いのであれば持ち帰りもありですね!新型コロナウィルスにはお気を付け下さいね。

          事故の記事お読みいただけて幸いです。本当に注意と対策でクリア出来ないのが足周りの事故だと再認識しています。自分が経験したことを是非知っていただき、皆さんの安全に寄与できれば幸いです!

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