クラウン210系ステアリングは果たして?
スパイラルケーブルの多線対応化によってステアリングスイッチへの機能割り当てが増やせるようになり、他のステアリングへの対応についても確認の要望が上がってきました。
前回の調査はアルファード/ベルファイヤ30系でした。
アルファード/ベルファイヤ30系のステアリングについてはデザイン重視で採用するならアリ、機能性重視なら利用可能なボタン位置が微妙なので少々微妙という結果になりました。
今回は、新しく要望がきましたクラウン210系のステアリングです。
クラウン/マジェスタ20系の後継にあたります。ステアリングスイッチの搭載数は11個で同じですので使える可能性はかなり高いです。
とりあえず210系のスイッチがどのように構成されているか確認して見ないことには実用に耐えられる物か分かりませんので早速調べて見ましょう。
クラウン210系前期?のステアリングはこのタイプです。最近の感じのボタン配置でいい感じですね~!
左右の1カ所に集中的にボタンが配置された形状です。全部で11カ所あります。
早速解析して見た結果がこちらです。
オーディオコントロールは左右の各ブロックに分かれて処理されていて問題無くすべてのボタンが利用可能です。
ただ、不思議なことに左側MODEボタンと右側オーディオコントロールAU2系が重装コントロールになっていて、チェック仕様でもこのブロックは5つのボタン(通常は4つ)を重装しています。
- MODE
- VOICE
- オフフック
- オンフック
- RETUEN
このうちオンフックとRETUENボタンの抵抗値が同一なのでちょっと理解に苦しむのですが、そういうことらしいです(苦笑)
結果単独スイッチとして利用できるボタンは、LKA(レーンキープアシスト)などの機能ボタンが無いので実質右側のDISPと車間制御の2つのみということになります。
20系の流れを組む構成かなと思ったのですが、ちょっと違うようです。20系に比べて利用可能なボタンが1つ少ないですが、使えるステアリングだと思います。
新しくなればなるほどスイッチが複雑化して汎用的に使うことが難しくなってくる感じはありますね。
“クラウン210系ステアリングは果たして?” に対して2件のコメントがあります。