エボリューション、x1x2モード切替スイッチを運転席でも利用可能にしてみた!

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エボリューションシステムにはインバーター充電モード時に、2つある充電器を両方使って全力充電するx2モードと、1台だけを使って残りの電力をエアコン等他の家電に回すx1モードがあります。

この切り替えスイッチはエントランス入り口付近のセカンドシート下に付いています。

メーター横のスイッチがそのスイッチ

インバーター充電を x2mode で使用中に電子レンジを使うと確実にインバーターが過負荷で止まってしまいます。その都度ダイネットに乗っている家族に、スイッチ x1mode に切り替えて~って言って切り替えてもらったりするのがとても面倒になったので、運転席から切り替えられるように対策してみました。

実はこのスイッチ、インバーターのAC100V出力から2つある充電器の内、1つに行く間に遠隔スイッチ付きタップを挟み込んであるので、回路にはAC100Vが直来ています。

挟み込んだスイッチ付きタップ、下に延びる線がスイッチに行っています

このコンセントはインバーターからのAC100Vが来ています。この電源からAC充電器2つに給電しているのですが、その片方にスイッチを挟むことで x1x2 を制御するようになっています。

このスイッチを運転席に伸ばしてというのはちょっと乱暴かなと思います。12V系で作られている運転席のダッシュボード内にAC100V系を混ぜるのは個人的にしっくり来ないので、ここは12V系で制御する様にしてみました。

やりたいことは

  • 運転席で切換可能
  • ダイネットでも今まで通り切替可能
  • 運転席とダイネットでは排他制御(3路回路でいいかな?)
  • 状態表示をLEDでしたい
  • できればナッツのスイッチ仕様に合わせる(笑)

でしょうか。

それでは部材を用意しましょう!
用意するものは12V系LED付きスイッチ2つと12V駆動のパワーリレーとダッシュボードまでの配線です。

CREAでおなじみのLED付きスイッチ。サイズ違いで2つ用意します

LED付きスイッチはメインスイッチと同じサイズのもの(ねじ穴径16mm)とダイネットのスイッチを入れ替えるためのスイッチ(ねじ穴径19mm)を用意します。

ダッシュボードのスイッチパネルへの組み込みは、既存のスイッチを参考に穴開けして取り付けます。スイッチパネルは空間的にナット留めできないので動かないようにうまく固定します。

おなじみのパワーリレー、12V駆動です

このリレーは2接点ですが1接点を使っても問題ありません。丁度手持ちがあったので(笑)

3芯キャプタイヤケーブル

4芯でも良かったのですが、できるだけ細いケーブルにしたかったので3芯にしてしまいました。どのみちダッシュボード側でアースを取らないといけなかったので、最終的には4芯が楽で良かったかもって思ってます(笑)

ではこれらを組み込んで行きましょう。

まずはダイネット部分のスイッチを入れ替えます。

裏面からケーブルと一緒に押し出します
標準のスイッチを外します

標準のスイッチは差し込まれて固定されているだけなので、裏側からケーブルをつかんで押し出します。うまく外れたら配線を外してスイッチを付け替えます。当然ですが、この手の作業をおこなう場合は回路の電源はすべてOFFにしておきます。

LED付きのスイッチ、径19mmでぴったり
板厚があるのでナットが掛かりません(^^;

用意したLED付きスイッチは(ねじ穴径19mm)がぴったり収まります。ただし、板厚があるのでナット留めできません。本当なら裏面を削ってナット留めしようと試みたのですが、切削工具を使えるスペースがなくてできませんでした(^^; 全部ばらせばできるけど面倒なのでパス。

LED付きスイッチのネジ部分にきつめになるようにテープを巻いて差し込みます。押し込み型のスイッチですから動かない程度に固定できればOKでしょう。

次は配線です。

ダイネットにある制御ブロックからダッシュボードまで配線を通すのですが、制御ブロックから運転席に隠れて綺麗に配線を通すのが結構めんどくさい作業です。

制御ブロックから下駄箱下部を通過し、そこからBピラー下部を通過。そこからシート下を通ってダッシュボードへというのが流れです。

制御ブロックから下駄箱下へのアクセス

写真左側に配線が通って行っています。ここに配線を入れます。

下駄箱の最下部

下駄箱最下部を通過してBピラーに抜けるのですが、この部分が見えないのと曲がっているので簡単に配線を通せません。そこで活躍するのがワイヤレス内視鏡です。内視鏡を使って内部の構造と既存配線の流れを把握し、開き空間を見つけてそこめがけて配線を通します。

内視鏡による内部把握

やはり目視できると作業効率が全然違いますね!あっという間に通せました。Bピラーまで通ってしまえばあとはシート下を綺麗に隠れて通って行けばダッシュボードまでは簡単です。

ダッシュボードにスイッチ共に組み込みますが、実はここでまたちょっと手こずりました。既存の車両用スイッチを空きのある左側に1つずらそうとしたのですが、センターのスイッチ部分に保持支柱が入っていてかなりタイトになってしまいます。

既存スイッチの配線がテープで固定されていたのでそれらを外して配線自由度を上げてあげる事で無事移設ができました。見た目はこんな感じです。

左側の空いている場所に移設

ハザードスイッチはよく使うのであまり遠くにするのは良くないので、それ以外の既存スイッチを左側にずらしました。それにしても標準で貼ってあるスイッチのシール、もう少し何とかならないモノでしょうかねぇ。仮にも1,000万overの車両ですよ~(^^; 質実剛健じゃないんですから(笑)品も大事ではないかと思います。

と言うわけで早速シールを作り変えてみました。
ダイネットのシールに合わせてシルバー基調で。

ちょっとゴツかったかしら

なんかそれでもいまいち品が(苦笑)
またいつか調整しましょうかね(しないかも~、笑)

動作は動画で見てもわかりにくいですが、スイッチの動きはわかりやすいかな?
1つめの動画はスイッチの動きだけの動画です。

3路回路の動作でどちらでも制御できます。メインスイッチと同じ動作ですね。

2つめの動画は画面右奥に2つめの充電器がぼやけて見えますが、電源のON/OFFがスイッチと連動しているのが見えるかと思います。

最後はダッシュボードのスイッチの動画です。x1x2モード切替のスイッチは基本インバーター充電モードがONになっていないと使えません。あと色は好みなので違いを付けるために青系にしました。

これで運転席からでも x1x2mode の切換ができるようになりました。使わないようで使うこのスイッチ。とくにワイヤレス電圧電流計を付けたことで、充電量がリアルタイムで判読できるようになってからは稼働率高めです。

別型のワイヤレス電圧電流計に交換してみた

前回、見た目よろしく設置し直したワイヤレス電圧電流計ですが、やっぱりちょっと見た目がさみしいので、同じ系列だと思われる少し見た目が綺麗?になったものに交換して…

また少し快適になったと思います(自己満足~笑)

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