発表!! Hyper Evolution System

名古屋キャンピングカーショーにてナッツが Hyper Evolution System を発表しました。今回はお出かけしてその内容を見てきましたので雑感ということで書いてみたいと思います。

Hyper Evolution System はリン酸鉄リチウムバッテリーを利用したバッテリー充放電管理システムの総称です。そのシステムは以下の要素から構成されています。

  • Hyper Evolution Unit と呼ばれる管理モジュール
  • カムロードの130Aオルタネータ出力を余すことなく引き出す配線
  • 400Aのリン酸鉄リチウムイオンバッテリー

です。

これらの要素の中で中核をなすのが Hyper Evolution Unit と呼ばれる管理モジュールです。このモジュールは以下の要素を制御する集中モジュールとなっています。

  • 走行充電時における高効率な充電制御(100A以上の充電を可能とする)
  • バッテリーに負荷をかけないケアモードなる充電制御(AC充電器を利用したmax40A程度の充電)
  • バッテリー延命の為に充電量をmax80%にする制御
  • 各種温度管理による充電制御(バッテリー温度、オルタネータ温度も管理し高温時は充電を制御)
  • インバータ利用時に負荷をチェックしブレーカーが切れる前に充電を止めるなどの充電制御
  • 後からの機器組み込み(ソーラー、発電機など)が容易な組み込み済み受け入れ回路

あたりでしょうか。

現在市場に走行充電器として14.6v昇圧で100A以上の充電可能なものは見たことがありません。80Aまでは見たことあるのですが。これは充電器だけでは出せない充電量ですね。オルタネーターからの配線も独自に引き直してシステムとしてできている故だと思います。

うたい文句の中で満充電近くまで充電電流が落ちないで充電可能というのがありますが、これはリチウムバッテリーの充電特性なので、リチウムバッテリーを搭載している場合はどのメーカーでも同じ感じになると思います。

特筆すべきは走行充電時にかなりの高電流で充電が可能な点です。2000回転程度が維持できれば、ほぼ100A程度で充電が可能なようです。400Aのバッテリーなら4時間で満充電になります。普段使いなら翌日少し充電すればあっという間に満充電になりますね。夏場でエアコン使ってもかなり回復は早そうです。高速移動が入れば巡航時は2000回転程度を維持しているはずなので、連泊時などにはかなりQOLが改善しそうですね!

さて、これだけの高機能なシステムのお値段は・・・

Evolution System + 80諭吉 とさすがのお値段(苦笑)

ノーマルとEvolutionとの差額は73諭吉程度。そこからHyper Evolutionとの差額はさらに80諭吉。つまり純粋にHyper Evolutionの価格は153諭吉!!

唸りますね~(笑)Hyper Evolution Unit とリチウムイオンバッテリー以外は Evolution System の機器をそのまま使っている感じですから、Hyper Evolution Unit とリチウムイオンバッテリーで80諭吉ということなのか~。400Aのリチウムイオンバッテリーだけで考えても50諭吉ほどだとすればHyper Evolution Unit が30諭吉。設計開発費とユニット制作費用がちょっとかさんでいる気がするので、そう思うと意外と良心価格なのかな?(苦笑)

これから量産が進んで価格が下がることを望みます。リチウムイオンバッテリーの価格も変わってくるかもしれませんし。

ちなみに現在市場に出ている Evolution System を Hyper Evolution System に後換装する場合は100以上諭吉ほどかかるようです(決まっていない)なかなか厳しいお値段設定ですね(^^;

というわけで現在作業中のMyエボリューションシステムをいじりながら当面は様子見ですね(苦笑)

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