割り込みハーネス第4弾!(笑)ターンシグナル&ライティングコントロール割り込みハーネスを作ってみた!(2022/10/17更新)
割り込みハーネスマイブームに乗っかって第4段(いつまで続く、笑)
CREA'Sのメンバーさんから最近の乗用車に付いているターンシグナルレバーをちょんと入れると数回ウィンカーが動作する機能をカムロードにも付けたい!との相談を受けました。
良くある物としてはフラッシャーリレーにワンタッチウィンカー機能が内包されたリレーに交換するというのがありますが、カムロードのフラッシャーリレーはやたら作業しにくいダッシュボード奥にありまして、気合い入れてばらさないとたどり着けません(^^;
そういう意味では配線パッチして市販のワンタッチウィンカーユニットを接続すればいいのですが、せっかく割り込みハーネスが作れるようになったのでスマートに接続できる様に早速割り込みハーネスを作ってみました(笑)
割り込みハーネス部分からウィンカーに関する配線を取り出して、市販のワンタッチウィンカーユニットに接続できる部分を作る形を目指します。
KDY2系のターンシグナルコントロール配線図はこうなっています。
「H33 ヘッドランプディマースイッチASSY」と記載されていますのでコネクタは「H33」となります。
ではこの「H33」は何処にあるのかというと
艤装図の真ん中上部に「H33」のガイドがあります。その指す先はハンドルコラム部分のようです。
実際の場所はこのあたり。
おそらく右側の縦に接続されている黒いコネクターだとは思うのですが、確証はありません。「H33」コネクターの配線図とあわせて見ながら最終確認です。
「H33」コネクターのコネクタ種別はこれ。コネクタ図面は勘合側(結合面)から見た図面になります。
コネクタのおおよその形が分かれば当たりを付けたコネクタを外して外観を確認します。
外したコネクタ、たぶん「H33」(笑)
最終確認です。配線図のピン番号と配線カラーを合わせていきます。コネクタの図は差込側から見た番号です。先ほど載せた配線図に乗っていない番号と配線色がありますが、今回は必要無いのでここでは未記載です。
上段:7番白-黒、6番青色、5番紫色、4番青色、3番青色、2番赤色、1番白-黒
下段:13番青色、12番ピンク、11番緑色、9番緑色
となっています。
回路図とあわせて見ると、3番L、1番W-B、2番R
となっています。カラー表記は略称になっていますが、Rはレッド、Lはブルー、WBはホワイト&ブラック、その他の番号と配線色も一致しましたので当たりですね。このコネクタが「H33」です。
これでコネクタが分かりました。
次は信号の扱いです。配線図から動作を読み取ります。
ターンシグナルレバー(ウィンカーレバー)を右(TR、R・R)、もしくは左(TL、L・L)に入れたとき、制御線をGNDに接続すると該当する動作になる(マイナスコントロールである)ことが読み取れます。要するにH41ターンシグナルフラッシャーASSYに接続されているフラッシャーリレーを動作させるためのコントロールをしてあげる訳です。
ということならば、この制御線の接続先をごにょごにょしてあげれば希望の動作が実現出来そうです(毎度のごにょごにょ、笑)
ちなみに良くあるフラッシャーリレーを交換することでワンタッチウィンカーを実現しているものは、ウィンカーレバーの信号を元にフラッシャーリレー内部でワンタッチウィンカーの機能を実現しています。外付けの制御機能をリレー内部に組み込んだ物ですね。
幸いなことに「H33」コネクタのトヨタ品番は分かっています。
トヨタ品番:90980-11911
このコネクタに勘合する相手側コネクタ品番は
トヨタ品番:90980-11910
です。
最近はコネクタ販売先で勘合相手の品番情報を提供していただけるので助かります。いろんなショップで販売されているので今回は割愛(笑)
コネクタ情報はだいぶ割愛されてメーカーと品番で(笑)
今回はターンシグナル情報を含めて配線接続先を変更する必要が無いので単純にストレート結線します。本数が多いのでなにげに面倒です(笑)
できあがったターンシグナル&ライティングコントロール割り込みハーネス。
コレを既存のコネクタ間に割り込ませます。
あとはターンシグナル制御用に取り出した接続先に市販のワンタッチウィンカーユニットを接続すれば完了です。
ターンシグナル用のユニットはいろいろなメーカーさんから発売されているので好みで選択が出来ます。その際はマイナスコントロールのユニットを選べばOKですね。
実はこの割り込み配線部分にはライトコントロールの制御線もきていますので、以前に苦労して取り付けたオートライトの接続がめっちゃ簡単になる要素があります(笑)
この頃は情報不足もあってこの位置からライトコントロールの制御線が取り出せるとは思っていませんでした。
今後この割り込みハーネスにライトコントロールの制御線も取り出せるようにして行こうと思います。
2022/10/13更新:ライトコントロールの制御線を取り出す様に対応したバージョン
2022/10/17更新:ターンシグナルコントロールの制御線に割り込みできるように対応したバージョン
こんにちは。
いつも勉強させて頂いています、大変分かりやすく有難く拝見させて頂いています。
私、全くの素人で3Dカメラを取り付けようと思い説明書を見ているのですが、分からない配線が有りまして教えてほしいのです。
それは、ウィンカー配線との接続でして、H33コネクターのR、Lの線を使用すればよいのでしょうか?
大変申し訳ありませんが、ご教授の程よろしくお願い致します。
かっちゃんさん、こんにちは!
いつも当HPをご覧頂き誠にありがとうございます。
3Dカメラの取付に必要な情報と言うことですが、3Dカメラの要求するウィンカーの信号はどのような信号が必要かによって変わってくるかと思います。
カムロード(ダイナ系)のウィンカー信号はマイナスコントロールになっています。
この配線がマイナスに接続されるとウィンカーが動作します。
3Dカメラの要求するウィンカー信号がプラスコントロールであった場合は、当該コネクタの信号はそのままでは利用できません。
逆に3Dカメラの要求するウィンカー信号がマイナスコントロールであった場合は利用可能です。
ざっくりな説明ですみません(^^;
ご返答ありがとうございます。
ウィンカー信号はプラス接続と成っています。
ウィンカープラス線のある場所はお分かりにならないでしょうか?
よろしくお願いいたします。
かっちゃんさん、こんばんは!
プラス信号が必要なのですね(^^;
そうですねぇ、取得可能な場所というなら左右のドアへつながる配線部分、もしくはコンビネーションメーター(メーターです)への配線部分でしょうか。
ただしこれらはプラスコントロールと言っても実際の点滅の為にON-OFFを繰り返す回路であると思いますので3Dカメラに使えるかはわかりません。
いずれにしても配線図で調べないとわかりませんが、どちらも場所的に厳しい部分なのと、繊細な部分ですので注意は必要かと思います(^^;
実際に探したわけではないのでこの程度で申し訳ありません~
お忙しい中有難うございました。
難しいことが分かっただけでも大変助かりました。
これからも色々と勉強させて頂きます。
有難うございました。